「ミステリー」
読書の秋、真っ最中!皆さんにぜひおすすめしたいのが、『その存在のすべてを』です。この作品は、平成3年に発生した二児同時誘拐事件を題材に、30年後の令和の時代に真実を追求する記者の物語です。誘拐された男児が3年後に無事戻ってきたものの、その間の出来事について一切語らないという謎が物語の中心にあります。
登場人物たちの心理描写や緻密なストーリーテリングで引き込まれます。特に、事件の真相に迫る過程で明かされる人間ドラマは、心に深く響くものがあります。また、現代の社会問題や人間関係の複雑さも巧みに描かれており、単なるミステリーにとどまらない深みがあります。
秋の夜長に、ぜひ『その存在のすべてを』を手に取ってみてください。ページをめくる手が止まらなくなること間違いなしです。
何年か前に「流浪の月」を読んだ時も、皆さんに読んでもらいたいなぁって思いました。(松坂桃李さん主演で映画にもなりました)