介護保険は介護が必要な方に、その費用を給付してくれる保険です。
どんな保険もそうですが、給付を受けるには手続きが必要ですし、受けれるかどうかの審査もあります。
制度の運営主体は全国の市町村と東京23区です。サービスを受けるには原則1割負担の自己負担が必要です。
また、前年度の所得に応じて、自己負担率が2割あるいは3割負担になります。

介護保険の加入者には第1号被保険者（65歳以上の方）と第2号被保険者（40歳から64歳までの方）の分類があります。
保険料の支払い義務はどちらにもありますが、サービスの対象者（受給者）は、原則として第1号被保険者だけです。
第2号被保険者は老化に起因する疾病により介護認定を受けた場合に限りサービスの対象となります。

介護保険で対象となる疾病

・末期がん　・関節リウマチ　・筋萎縮性側索硬化症　・後縦靭帯骨化症　・骨折を伴う骨粗鬆症　・初老期における認知症　・進行性核上性麻痺　・大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病　・脊髄小脳性変性症　・脊髄菅狭窄症　・早老症　・多系統萎縮症　・糖尿病性神経障害　・糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症　・脳血管疾患　・閉塞性動脈硬化症　・慢性閉塞性肺疾患　・変形性関節症

要介護認定されると、以下のようなサービスが受けられます。
①居宅介護支援・・・ケアプラン作成、家族の相談対応など
②在宅に住む人のためのサービス

訪問型サービス

・訪問介護　・訪問看護　・訪問入浴　・訪問リハビリテーション　・居宅療養管理指導等

通所型サービス

・デイサービス　・デイケア　・認知症対応型通所介護

短期滞在型サービス

・ショートステイ

施設に入所するサービス

・特別養護老人ホーム　・介護老人保健施設　・介護療養型医療施設

福祉用具に関するサービス

・介護ベッド、車椅子等のレンタル

住宅改修